9日前:誕生日祝い ネタ(🔍)
シモン主が付き合ってる上に同棲している設定です。3年目なのでもう付き合ってるよね?!と思いつつ書きました。
今年も沼の中で、シモン主をよろしくお願いします…!
11月と言えば、シモンの誕生日!
おととしは温泉旅行をしたし、去年はイギリスに行ったし、やはり今年もどこかへお出かけしようかな?
それにしても、ネタがないな……
そう思いつづ、思い付きで検索をかけたら、思いのほかにたくさん盛り上がるドッキリのネタに笑ってしまった。
「誕生日なのに謎解きしないとプレゼント貰えないなんて……あ、でもシモンには楽勝かもしれないな。あと100個の箱の中で本当のプレゼントを探す、これ運頼りしかないな……」
「目の前にケーキをわざと落とすドッキリ、わざとじゃないけど、おととしもうやった気が……」
「そうだね。あの時のきみもかわいかったし、いい誕生日だったよ。」
くすくすと笑っていると、隣で突然シモンの声がした。
「シモン?!いつ帰ったの?」
「さっきだよ。一応『ただいま』と言ったのに、全然返事をしてくれないので直接に来た。」
よく見ると、シモンは白いコードを着たままで、たしかにただいま仕事帰りだそうだ。
え、もしかして……
「……聞いたの?全部?」
「あいにくだけど聞いたよ。全部。」
「……その、もしかして……」
その整った顔の持ち主は少し考えて、にっこりと笑って返された:「うれしいよ。」
やっぱり!!
「早く忘れて!!」ぽかぽかとその胸版を叩いてみるが勿論ビクともしない。
「そんな勿体ないことはできないよ。」
「うぅ、私の誕生日サプライズ大作戦……」
「もうサプライズの名前まで決めたの?でも、たとえ今日で聞こえなかったとしても、多分僕は察してしまうと思うけれど。きみは分かりやすいし。」
「もうこうなったら直接に聞くよ。シモンはどんな誕生日プレゼントが良い?」
「……僕のリクエストを聞いてくれるの?本当に何でもいい?」
「うん!あ、勿論私ができる範囲内でね。」
不安そうに瞳が揺れている私を見て、「おばかさん」とシモンはまた少し笑った。
「心配することはないよ。きみならきっと大丈夫だ。」
「僕の願いはずっと、きみしか叶えられないよ。」
彼が一体どんなリクエストをしたのか、それは当日まで二人だけの秘密。
